時は西暦二千十六年十二月六日。
東の都、東京渋谷に現れた
神と崇められる三組の愛弗と
紅に染まる服を着た民が集い
共に歌い、踊っていたと言う
真冬の街を真っ赤に染め
酔いしれるその光景を
人は「紅の杯」と呼んだ